母集団形成や求職者の入社意欲を高めるために、採用向けのランディングページ(LP)は作成されていますか?キャッチコピーやクリエイティブで印象付けができ、レイアウトの自由度も高いので工夫しがいがあります。今回は、採用LPの基本的な作り方や作成時のポイントをご紹介します。
Contents
採用活動におけるLP作成とは
人材不足が深刻化する中、企業の採用活動は活発に行われています。採用チャネルや情報発信の方法が多様化する昨今、LPも採用活動で使える有効な手段となりました。また、デジタルマーケティングニーズの高まりを受けて、LPの制作会社も増えてきているようです。
LPはリスティング広告(検索連動型広告)の遷移先として公開されることが多く、出稿キーワードの選定に加え、LPと広告文に一貫性があるかどうかでエントリー数に響いてきます。
作成するメリット
採用のためにLPを制作して使っていくことのメリットをご紹介します。
- LPの定石はあるものの、基本的に自由度の高いレイアウトが可能
- 広告やコーポレートサイトなどとの連携が可能
- 公開中でもPDCAを回して修正・改善をしながらブラッシュアップできる
- 1ページに情報が集約できスマホ閲覧に最適・スマホ世代の求職者と好相性
一度公開したあとは、テキスト変更やクリエイティブのカラーを変えるなど、反響をみて修正をかけていくことが多いです。作成時に、テキストと図形別で修正できるよう制作側と話し合っておくことをおすすめします。
LP作成のポイント
では、LPの作成にあたってのポイントを説明します。
基本構成
採用LPの基本的な構成要素としては、下記の流れが理想的です。
- キャッチコピー
- 会社の魅力
- 求める人材像
- 選考フロー
会社の魅力を伝えるには、求職者の関心や興味をひくもの、入社後をイメージできる情報、企業理念やビジョンなどが有効です。求める人物像を伝えるには、現場の社員の声や様子を盛り込んでいくといいでしょう。
さらに必要に応じて、以下のようなコンテンツを加えていきます。
- エントリーボタンの設置
- Q&Aの設置
- 動画
とくにエントリーボタンの設置は、「キャッコピー」の下、「会社の魅力」の下などひとつの段落毎に設置する会社は多く、「気になったらすぐ応募できる状態」にしています。
エントリーへの手間を最小限に抑え、スピーディに対応できるようエントリーボタンの設置とLPの導線はよく設計しておいたほうがいいでしょう。
採用LPの事例
では、採用を目的としたLPの事例をご紹介します。それぞれのターゲット層に合わせて、効果的なアピールを行なっている事例です。どんなことがどのように伝えられているかに着目してみてください。
株式会社フェローズ
現場の社員情報が充実しています。写真つきで、社員ごとに入社理由や内定後のアルバイトの感想、自分視点の自社の理想像、後輩へのメッセージを見ることができます。
また、企業の業績は、成長度のわかりやすいグラフ表現です。最後の福利厚生項目は、充実度をしっかり感じ取れるアピールになっています。
株式会社エス・グルーヴ
テキストを抑えて、ファッション雑誌のような感覚で見られるタイプのLPです。シンプルですが、画像・デザイン性・キャッチコピーで、求職者の「先まで読みたい」という意欲を喚起しています。職種やポジションごとの社員の思いやストーリーも簡潔な文章で表現され、印象に残りやすいです。
日興システムソリューションズ株式会社
未経験に向けたLPのためか、社員の声や雰囲気、プロジェクトに関するテキスト情報が多く盛り込まれています。社員の入社動機、携わるプロジェクト、お客様や上司との関係性が連動的にイメージしやすくなっています。
LPアーカイブ|日興システムソリューションズ株式会社 採用LP
ナショナルソフトウェア株式会社
エンジニア未経験、経験者の双方に向けた、数字を強調したLPです。経験者には、案件や開発の比率など事業内容を数値でアピール、未経験者には、研修などのスキルアップ面の訴求が見られます。簡潔ですが、わかりやすいです。
まとめ
採用LPは、ターゲット層に対していかに「応募したい!」と思わせられるかカギとなります。LPの定石を踏まえつつ、クリエイティブで魅力的なページを制作して求職者の関心を集めていきましょう。
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