Talenthubジャーナル

- 外国人エンジニア採用を応援する人事系メディア -

人事向けコラム

エンジニアの開発環境は大丈夫?定着させるための改善ポイント

エンジニアの定着率アップさせ、長く働いてもらいたい希望はあるものの、具体的にどのような取り組みをすれば良いかお悩みではないでしょうか。改善策のヒントとしては、彼らが働く開発環境にあります。
エンジニアは1日のほとんどを室内のPCデスクで過ごしています。そのため、作業環境が悪ければ仕事への意欲が減少し、離職につながってしまう恐れがあります。そこで今回は、エンジニアの定着率を高める、快適な開発環境を作るためのポイントを紹介します。

デスク回り

エンジニアの多くは、自分が働くデスク周りの環境を非常に重要視します。就業時間のほとんどをそこで過ごすわけですから、自分が仕事しやすい作業環境を作りたいと考えるのは当然でしょう。

マウス・キーボード

マウスやキーボード等は、会社で支給されたものではなくエンジニア本人が使いやすい物の持ち込みを許可してみましょう。自分が慣れ親しんだ周辺機器を使うことで業務のパフォーマンスも向上するはずです。

エンジニアの中には、光るキーボードを持ち込む人もいるそう。会社側から見れば、ジョークグッズに見えてしまうかもしれませんが重要なのはアイテムの見た目ではなく、それを使ったことによってエンジニアのモチベーションや作業効率が向上するかどうかです。

業務に差し支えなければ、希望の周辺機器の持ち込みをOKにしてもいいかもしれませんね。

見やすいディスプレイ

また、コードの文字列を読みやすくしエンジニアの目を守るために解像度が高いディスプレイを導入するのも効果的です。目の疲れは精神的な疲れになりやすく、疲労を蓄積すると仕事への意欲減退や辞めたいと言う気持ちにつながりやすくなるからです。
PC本体にも、意識を向けましょう。スペックが低すぎるマシンでは、与えた仕事がスムーズにできないなどの問題が発生します。エンジニアが自身の持つ能力を十分に発揮できるように、開発に必要なスペックを兼ね備えたパソコンを導入しましょう。

椅子

案外忘れられがちなのが、デスクチェアの存在です。多くのエンジニアを悩ませる腰痛や肩こりはデスクチェアを体に合ったものにするだけで多少改善すると言われています。休憩中に体を休められるリクライニング機能や、正しい姿勢で作業が行えるクッションや補助機能が付いているデスクチェアを用意し、エンジニアの健康面からサポートしてみてはいかがでしょうか。

使用ソフト

エンジニアが使用するソフトには様々なものがあります。使用ソフトの改善を行う際には、必ず現場で働いているエンジニア本人の意見を取り入れてください。自社で開発しているサービスに適したもの、必要なものというのは実際に開発しているエンジニアしかわからないでしょう。

彼らに綿密なヒアリングを行い、「必要だ」と言われたものを一通りそろえておけば作業効率も上がるでしょう。現場の声を取り入れ、実際に仕事の環境に反映させる会社であれば、エンジニアの信頼度も増し定着率もアップするはずです。

人間関係

人間関係についてのサポートも、エンジニアの定着率を高めるための重要なポイントです。

会社に入ったばかりの新入社員に対しては、「メンター制度」と呼ばれる制度を導入をおすすめします。メンター制度とは、先輩社員が1人ずつ新入社員を担当し、業務だけではなくプライベートや人間関係、悩みなどを共有し解決に向かってサポートする関係となる制度です。1人で悩みを抱えていると、精神的な疲労を溜めやすく病気やトラブル、意欲減退の原因となります。仕事に対する意欲をなくさないために、社員のメンタルのケアを徹底しましょう。

さらに、定期的に個人で面談を行うのもとても効果的な定着率を上げるポイントです。面談では、業務上の事はもちろんその他社内で困っている様々な事柄をヒアリングし、アドバイスや改善案を一緒に考えていきましょう。

特に外国人エンジニアは、慣れない日本と言う土地で生活しているため悩みを抱えやすいものです。定期面談を行うことで彼らのメンタル面を把握でき、ストレスなく仕事ができる環境を提供しやすくなります。
メンター制度の導入をしない場合でも、定期的な面談やランチミーティングなど社内のコミュニケーションを円滑にする取り組みを考えてみてください。

まとめ:快適な開発環境でエンジニア定着率を高めよう

エンジニアの定着率を上げるには、開発環境を向上し「仕事がしやすい」会社を作ることがとても効果的です。特に、開発に使用するソフトや効率化や生産性に直接関わるPCのスペックは最も優先的に改善していかなければなりません。改善のプロセスにエンジニアをよく理解しているCTO、VPoE、VPoPが入っていれば、より良い環境作りができるでしょう。その他にも、エンジニアの意見を聞きながら必要なものを適時取り入れ、彼らが過ごしやすい職場を作っていきましょう。

関連記事

  1. タスクを整理する女性

    人事向けコラム

    エンジニアなら知っていて当然?タスク管理の方法と便利ツール5選

    依頼からプロジェクト達成までスケジュールを立て、タスクごとに作業を行っ…

  2. 人事向けコラム

    外国人にも住民票は発行される!マイナンバーとの関連や手続きもご紹介

    公的あるいは民間の手続きで提出する機会が多い住民票は、外国人も対象とな…

  3. 人事向けコラム

    エンジニアこそコミュニケーションは必要!面接時に見極めたいスキル

    黙々と作業するイメージが強いエンジニアですが、やはり仕事を進めていくう…

  4. 人事向けコラム

    メンターの役割って何?導入するうえで知っておきたいポイント

    社員を定着させる手段として、メンター制度の導入を検討している人事担当者…

  5. 人事向けコラム

    外国人留学生の採用は増えてる?入管法改正による影響やメリットとは

    2019年4月から改正入国管理法が施行され、今後ますます外国人の採用が…

  6. 人事向けコラム

    働き方改革向けITツール6選【チャット・Web会議・勤怠…】

    現在、政府主導で働き方改革を推奨していますが、働き方の改善について具体…

Service

About


Talenthubジャーナル編集部
日本のエンジニア不足を高度外国人人材の活用を促進することで緩和させ、日本国内で就業するエンジニアを増やすことで、日本のIT業界の発展とグローバル化に貢献していきます。

  1. 人事向けコラム

    外国人が受ける特定技能評価試験とは?試験内容やレベルについて
  2. 人事向けコラム

    実録!POLO(フィリピン海外労働事務所)とのやり取り体験記
  3. 不足しているエンジニアをネットで探してくる男性

    採用ナレッジ

    エンジニアが足りない!採用できない理由と人材を見つけるコツとは?
  4. 人事向けコラム

    採用ブランディングとは?差別化とミスマッチ防止で人材を獲得
  5. 人事向けコラム

    グローバル人事とは?概要と制度構築のポイントを解説
PAGE TOP