採用広報の一つとして増えている「ブログ」。採用を目的としたコンテンツとして配信されますが、目的を意識した書き方はできているでしょうか。今回は、採用向けのブログを始めようとしている、すでに始めているがブログのネタが尽きてきた、という方のために改めて採用ブログのやり方についてご紹介します。
Contents
採用ブログの目的とは?
はじめに、採用ブログの目的やどのような効果が期待できるのかについて説明します。
自社の認知度、入社意欲を上げるため
求人票や求人広告では掲載内容が限られますが、ブログであれば条件面や募集ポジションなどの採用情報だけでなく、自社の様々な情報を読み物として届けることができます。コンスタントに更新し記事本数も増えれば、「採用に力を入れている」と思われやすくなるので、求職者の期待値・入社意欲を高められます。企業研究のひとつとして見られる側面もあるため、力を入れて損はないでしょう。
自社への母集団形成を行うため
採用ブログを通して求職者への応募喚起ができるため、母集団形成に役立ちます。
ブログでは、採用に関わる職種、業務内容、求める人物像などのキーポイントをより深く伝えられます。説明会やインターンシップなどの関連イベントの情報発信も可能です。
採用ブログの始め方
では、採用ブログの始め方を3段階のステップで解説します。
ステップ1:ブログ管理・執筆担当者を決める
はじめに、ブログの記事管理や執筆担当者を決めます。求職者の関心をひくためにも継続的な更新は必要です。会社の人事・採用担当の人数にもよりますが、執筆は1人より複数で担当する体制が理想でしょう。
持ち回り制にしておれば、ネタ切れやテーマが偏る可能性も低くなり負担も軽減できます。また、記事の企画にもよりますが、必要であれば他部署の人にも書いてもらい、現場のリアルな状況を伝える方法もおすすめです。
更新頻度を決める
毎日更新するのか、週2~3回の更新なのかを決めます。毎週火曜日と木曜日、10日に一回=5の付く日など、覚えやすい設定にしておくことをおすすめします。
「毎週〇曜日は○○社の最新の情報が出ているはず」と求職者に認知してもらえれば、定期的なブログチェックを促しやすくできます。
掲載するテーマを決める
求人票に載っているような基本的な採用情報は必要ですが、ブログはテーマを自由に設定できるという利点を活用して、様々な側面から自社を伝えていきましょう。
求職者からの注目が集まりやすいテーマとしては、以下のようなものが考えられます。
- 採用について(求人内容・選考フロー・選考状況)
- 社内の制度について(研修方法、面談など)
- 社員紹介や先輩社員からのメッセージ(新卒・中途、中堅・管理職・社長・外国人など)
- 会社説明会やインターンシップなどのイベント情報やレポート
- 福利厚生の紹介・説明(休暇、手当など)
- 特定の社員や職種の一日の流れ
- 業界動向や就活にまつわるアドバイス
外国人に向けた採用ブログ記事のポイント
外国人採用を行なっている場合は、日本語だけだとブログの効果を十分に得ることができません。社内の外国人社員の協力や翻訳サービスに頼りながら外国人向けにブログを書きましょう。
外国人向けの記事は基本英語で書く
英語の記事があれば、外国人採用に対する熱意や姿勢が伝わるので外国人人材への意欲喚起とともに安心を提供できます。社内に外国人社員がいれば翻訳を依頼するのもいいですね。社内に外国人がいない、英語以外の言語が必要な場合は外部の多言語を扱う翻訳サービスに委託するといいでしょう。
ネイティブな社員がいる場合は執筆を依頼する
ネイティブの社員がいれば執筆をお願いしましょう。ある程度ブログのネタは決めた状態で、何を伝えたいか、何を書いてほしいか明確にして依頼しましょう。日本人が執筆した英文の記事(翻訳した場合も含む)は、文章のニュアンスにズレがある可能性があります。外国人社員が積極的に発信することで、そういった言語のズレもなくなり、より求職者へ伝わりやすくなります。
まとめ
ブログを更新することは地道な作業ではありますが、様々な側面から会社を紹介できるため、より入社意欲の高い応募者の獲得につながっていきます。求職者の情報収集に役立つ魅力的な情報を届けていきましょう。
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