4月から入管法が改正され外国人の求職者を雇用しやすくなりますが、外国人スタッフをどのように集めたらいいのでしょうか。本記事では外国人人材紹介に特化した人材サービス会社3社とをサービスを利用する時のポイントをご紹介します。
①エフエージェイ
東証一部上場企業のウィルグループが運営する外国人に特化した人材派遣および人材紹介会社です。
ベトナムのホーチミン市工業大学やヴィン工業大学と提携しており、日本で働くための教育を受けた日本語検定N1・N2レベルの人材を確保しています。
日本で働きたい外国人の永住/定住、留学生、技能実習生、高度外国人人材を支援しながら、外国人スタッフを探している企業の支援をサポートしています。
業種は製造業系に強い特徴があります。外国人スタッフを受け入れる企業からの要望があれば、提携している行政書士によるビザ申請にも対応しています。
②ゴーウェル
東南アジアを中心に語学スクールと翻訳事業を展開しているゴーウェル。
人材紹介事業には、3つのサービスがあります。
- 完全成功報酬型の紹介
- 1社限定の面接会開催(日本全国で開催可能)
- 外国人採用.com掲載
人材紹介は文系・理系を軸にホテル、商社、製造、不動産など幅広く紹介してくれますが、報酬が文系より理系の方が20万程度高くなります。
登録している外国人の日本語能力は日本語検定N1(26%)・N2(55%)と日常会話が話せるレベルです。
自社事業の語学スクールと翻訳事業で人材を集めているうえ、人材紹介会社の社員にアジア系の社員が在籍していることから、アジア系の人材が多く登録しています。なお、ビザ申請のサポートは無料で行なってくれます。
③TalentHub(タレントハブ)
タレントハブは、ITサービス事業(スマートフォン向けゲーム・アプリ開発)を手がけるプレイネクストラボが運営している採用ナビサービスです。
外国人ITエンジニア専門にダイレクトリクルーティング(スカウト)サービスと人材紹介サービスがあります。
タレントハブでは無料で求人を掲載でき、サイト上でコーディングテストをしているので、その結果を見てダイレクトリクルーティングすることが可能です。
さらに、日本語・英語・ベトナム語に対応した翻訳機能や履歴書の添削(レジュメビルダー)などが完備しているため、サイト上でスクリーニングを行なうことができます。
月1,000人の外国人が登録しており、登録者の平均年齢が28.5歳、開発歴平均は3.7年となっています。
紹介してもらう時のポイント
外国人に特化したサービスを利用する際には、外国人を紹介してくれる企業をいくつか見つけて営業の人に来社してもらいサービスの詳細を聞くといいでしょう。
ですが、その前に欲しい人材の人物像を明確にしてください。
- 欲しいポジションでやってもらう仕事
- 経験年数
- スキル
- 価値観
- 日本語力
これらは、日本人の人材にも言えますが外国人の場合には、宗教や風習で肌の露出ができない、特定の食品が食べられない、ヒゲを生やしている、1日に数回お祈りをしないといけない、など日本人にはない条件があります。日本で働いてもらう場合、基本的には日本のルールで問題ありませんが、異文化を理解し、時には寛容になることも必要とされるでしょう。
その後は、来社した営業担当に9つのポイントを確認してください。
- どのような人材がデータベースにいるのか聞く(人材像に近い人がいるかどうか)
- 今まで企業に外国人を年に何人入社させたか(実績)
- 自社と同じ業界に何件入社させたか
- 他社との違い(自社の強み)
- 外国人登録者の集め方
- 紹介の依頼をしてから採用までの平均日数
- 外国人の採用で気をつけた方がいいポイント
- 履歴書や職務経歴書の翻訳や通訳のサービス、ビザ申請のサービス
- 採用後に外国人とトラブルがあった時の対応
このあたりを聞いておけば、意思決定に必要な要素や課題になりがちなポイントは聞けるでしょう。
まとめ
外国人に特化した紹介会社でも、各社それぞれの強みや特徴があります。採用実績、サービス内容を確認のうえ自社に合った会社を選んで利用してみてください。
▼ほかにも人事部の方向けに外国人採用についてご紹介しています。